花粉症について

|2015年2月22日

《花粉症について》
今年もまた、スギやヒノキの花粉が飛び始める季節になりました。
花粉症とは、植物の花粉が原因となって、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目の痒み・涙目などのアレルギー症状を起こす病気です。
現在、日本人の25%が花粉症だと言われおり、今後はもっと増えると予想されています。

《花粉症によく使われる薬》
花粉が飛び始める少し前から、もしくは症状がまだ軽いうちに治療を始める初期療法が大切になってきます。
剤型としては、飲み薬、目薬、点鼻薬などがあります。
・抗ヒスタミン薬 
花粉症に主に使われるタイプの薬。くしゃみ、鼻水、目の痒みなどの元になるヒスタミンという物質をブロックして、症状を和らげます。
・抗ロイコトリエン薬
鼻づまりに効果が期待出来るので、抗ヒスタミン薬と一緒に使われることが多い薬です。
・メディエーター遊離抑制薬
花粉が体の中に入ってきた時に、アレルギー症状を引き起こす体内物質が出るのを抑えます。
・ステロイド薬
炎症(腫れ)を強く抑えるので、強い症状が見られる時に使われます。
・血管収縮薬
鼻の粘膜の充血を取って腫れを取り除き、鼻づまりを改善させます。即効性はありますが、使いすぎには注意が必要です。
最近では、2つの違った働きの成分を組み合わせた配合剤も出ています。

《花粉症を治せる!?》
現在「減感作療法」という、花粉症を根本から治せる治療法があります。
アレルギーの原因物質(花粉症なら、花粉のエキス)を少量から体に入れていき、少しずつ量を増やして慣れさせていくことにより、アレルギー反応を弱めていく方法です。
今までは注射による療法が中心でしたが、去年の秋に、スギ花粉の花粉症を治療する、シダトレンという薬が保険の適応となりました。
これは舌の下に自分で垂らして服用するので、注射の痛みがない、自宅で服用できるため通院の回数が少なくて済むなどのメリットがあり、注目されています。
ただし、花粉が飛び始めてから開始すると、スギ花粉と触れる量が増えてしまうことから、花粉が飛ぶ3か月前からの治療が必要です。毎年2月ぐらいから花粉が飛び始めるので、少なくとも11月以前に治療を開始することが望ましいでしょう。
また飲んですぐに効く訳ではなく、最低2年程度、毎日1回続ける必要があります。
興味がある方は一度耳鼻科やアレルギー科に一度ご相談されてみても良いのではないでしょうか。